3DPrinting
2025/10/14
2025/10/14
    ふせんで整理したピンセットの進化案をもとに、いくつかの案をスケッチブックに書き出しました。
        アイディアには
        
    きっかけ・概要・設計
        いくつかのアイディアのなかでも「にぎるピンセット」を作ることにしました。
        理由は最近ベースを始めたので指の体操になるものがあってもいいなと思ったからです。
       
        また、設計が楽そうだからです。
         普段人に指で遣われてるピンセットも、ときとして反発したいのではないでしょうか?
         そこで、閉じるのに力がいる、にぎるための硬いピンセットを作りました。
        
    設計通り一定方向にのみ弾性が働くようにするため、印刷設定も工夫しました。

    実物レビュー
      
    スケッチ
最初に作ったものでは本来の目的の"指の体操"の効果が薄いため、Ver.2を作ることにしました
        まず、前回と基本的な構造を共有しつつもそれを4連装縦に並べることで、手全体で握り込む設計にしました。
        これにより、5本指を各個別に動かすことができ、ベース・ギター演奏に必要な指の独立性を高める運動ができます。
      

    
        サイズ感を決めるためにスケッチブックのページを使ってモックをつくりました。
        5mm方眼はこのようなとき大変便利です。      
    

規定のサイズから逸脱している
        モックをつくったからか、よく手に馴染むサイズ感でした。
        課題の硬さはインフィル密度は変えていないものの厚さを変えたため、目標程度の硬さとなりました。
        ただ、指によって必要な硬さは違うため各セクションごとに硬さを変えられてもいいと思いました。
        写真下のヒンジ部分を見ると中の構造が板ばねのようにしなっていることがよくわかります。
インフィル密度の違いや厚み、大きさなどでしなり具合を調節することができるかもしれません
        
        コメント:単純なものを単純に作ろうと思っても何かしらの発見が得られた。どんなものでもリソースを注ぎ込んでよいものが作れるようになりたい。
        住んでいるアパートで自前の3Dプリンタを使おうとしたところ、騒音がひどく難しかったため、静かに使う方法が得られたらまとめたい。
        今回の講義で3Dプリンタを家に欲しいとまでいう人も何人かいたが、途中で挫折した人も同じ数いた。3Dプリンタをはじめデジファブには自分の思い通りに近いものを作れる魅力があるが、同時にそれなりの難しさもある。
        だれしもがものづくりできる環境はどうすればいいか考えたい。